独立したからこそできる家事代行サービスを考える

家事代行サービスで独立をすると、当然ですが仕事をいただくお客様のところに定期的に訪問することになります。これまで家事代行サービスの会社から派遣されて作業をしていた頃とは違い、作業以外にも契約に関すること、請求金額に関することなど、お客様とのコミュニケーションの量は格段に増えます。これまで見えていなかったお客様の一面を見ることになるかもしれません。つまり、お客様のことをより理解することにつながります。

コミュニケーションの量が増えてくると、お客様の趣味嗜好などをより理解することになります。このお客様を知っているということが最大の武器になります。少し高めの温泉旅館に宿泊すると旅館はお客様の様々な情報を記録します。住所、氏名はもちろん、車のナンバーであったり、料理の好み、食べ物のアレルギー、家族構成、顔の特徴などです。二回目にその温泉旅館に訪問すると、車のナンバーから『〇〇様、ようこそお出でくださいました』と出迎えを受け、自分の料理の好みなどを加味した料理が出されるといったもてなしを受けます。人間は自分のことを知って欲しい、大切にされたいという根本的欲求を持っています。お客様のお宅に訪問する家事代行サービスは、この欲求を最も満たしやすい仕事ではないかと思います。

お客様との会話は積極的に行い、きちんと記録しておきましょう。

◆お客様の感想を伺う

お客様からはなかなか言えないこともあると思います。例えば料理が口に合わなかった等。こちらか積極的に感想を伺いましょう。

◆お客様の要望に沿った作業であったかを伺う

お客様はこういった作業をしてくれるという期待をもって作業をお願いします。行った作業が期待とギャップがなかったかを確認しましょう。当然、事前にどういったご要望であるかを伺ってから作業をおこなう訳ですが、事後の確認も行えばお客様との期待ギャップを埋めることができます。

それ以外にも、家族の生年月日、趣味、好み(好きなもの)、健康状況(料理をする際には十分考慮した方がよいでしょう)、出身地、結婚記念日等々。この情報をもとにお客様に何ができるかを常に考えれば、お客様の満足度はとても高まります。何もお金をかける必要はありません。誕生日にはおめでとうございますといった一言を添えるといった具合に気持ちをお伝えるだけでも十分お客様は喜んでくださいます。

なお、記録は一か所にまとめておきましょう。人間の記憶はあいまいです。きちんと記録として残しておきましょう。なつぞら舎では個人の情報管理のツールも提供していますので、ご活用いただけます。

注意しなければならないのは、個人情報の取り扱いです。家事代行サービスではお客様の様々な情報を得ます。個人情報の取り扱いをどのようにおこなうかは、プライバシーポリシーを定めてお客様に通知しましょう。


なつぞら舎

家事代行サービスの開業サポート、開業後の事務サポートを提供するなつぞら舎。家事代行サービスで独立を目指す方、独立した方に様々な情報を提供します。

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